矯正治療中に最も多いご相談の一つが、
「この食べ物、矯正中でも食べていいですか?」 という質問です。
特に12月〜1月は、クリスマス・忘年会・お正月など“イベント食”が続き、
お餅・おせち・シュトーレン・ジンジャークッキー・ステーキ など、
硬さ・粘着性・砂糖量が多い食べ物を口にする機会が増えます。
そのため毎年、
「ブラケットが外れた」「ワイヤーに絡んだ」「マウスピースを装着したまま食べてしまった」など、
食べ物が原因のトラブル相談が急増する時期 でもあります。
本記事では、矯正歯科を専門とする立場から
矯正中に注意すべき食べ物/食べてもOKな食品/イベントシーズンの対策 をわかりやすくまとめました。
年末年始でも安全に食事を楽しめるよう、
マウスピース矯正・ワイヤー矯正それぞれのポイントも丁寧に解説します。

12月〜1月は“イベント食”に注意!矯正中の食事で気をつけるポイント
12月〜1月は、クリスマスや忘年会、お正月など、
特別な食事が続く“イベントシーズン”。
矯正治療中の方にとっては、
「これって食べても大丈夫?」
「装置にくっつかないかな?」
と、いつも以上に気になる時期でもあります。
この季節は、普段より 硬い食べ物・粘着性の強い食べ物・砂糖が多い食べ物 が増えるため、装置トラブルや虫歯のリスクが高まりやすいのが特徴です。
矯正歯科専門医として、
“控えるのではなく、工夫して美味しく楽しむためのポイント” を中心にまとめました。
年末年始の食事を安心して楽しんでいただけるよう、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ年末年始は矯正治療がトラブルになりやすいの?
年末年始の食事には、矯正装置に負担がかかりやすい要素が多く含まれます。
目次
① 硬い食べ物が増える
ステーキ・ローストビーフ・ナッツ・かりんとう・クッキーなど
→ ブラケットが外れるリスクが上昇
② 粘着性の高い食べ物が多い
お餅・栗きんとん・キャンディ類・一部のクリスマス菓子
→ ワイヤーに絡まりやすく、外れたり歪む原因に
③ 甘いものが増える
ケーキ・シュトーレン・アイシングクッキーなど
→ 虫歯リスクが急上昇(特にマウスピース矯正で要注意)
矯正治療は数ヶ月〜数年続く長期治療なので、
この時期にトラブルを避けることが治療のスムーズな進行に繋がります。
矯正中は注意したい“年末年始の代表的な食べ物”
① お餅(お雑煮・磯辺焼き・おしるこ)
お餅は 粘着性が非常に高く、ブラケット・ワイヤーに付着しやすい 食べ物です。
無理に引っ張ると装置が外れてしまうケースも…。
食べ方のコツ
- 小さく切ってから食べる
- しっかり噛むより「口の中でつぶす」イメージで
- くっついたら無理に取らず、うがいで優しく落とす
② お肉(ステーキ・焼肉・ローストビーフ)
“噛みちぎる動作” が最もブラケットに負担をかけます。
特にスジの多いお肉は注意が必要。
食べ方のポイント
- 一口サイズにカットしてもらう
- スジの部分を避ける
- ゆっくり時間をかけて食べる
③ クリスマスのお菓子(シュトーレン・ジンジャークッキー等)
12月は、普段口にしない特別なお菓子を食べる機会が多くなります。
矯正治療中の注意点を、お菓子別に詳しく解説します。
● シュトーレン(Stollen)
ドライフルーツ・ナッツがぎっしり詰まっている、クリスマスの定番菓子。
硬い × 粘着性 × 砂糖の多さ すべてが揃っており、矯正中は要注意。
特にワイヤー矯正や舌側矯正では破損リスクが高まります。
工夫して食べるなら
- 薄くスライスされた部分を選ぶ
- ナッツが固まりで入っている部分は避ける
- 食後すぐに歯磨き or うがい
とても香りがよく人気ですが、硬さがあるタイプが多いため、
かじった瞬間にブラケットが外れる可能性があります。
食べるなら
- 事前に割って小さくする
- 硬い部分は避ける
● キャンディケイン(Candy Cane)
見た目は可愛いですが、砂糖の塊で、ゆっくり溶かす過程で ワイヤーに当たりやすい のが難点。
ワイヤー矯正の方は特に控えめに。
● シュガークッキー・アイシングクッキー
表面のアイシングがブラケットに付着しやすく、
砂糖量も多いため虫歯のリスクが上がります。
小さく割って食べれば安全性が高まります。
● パネトーネ(Panettone)
パン生地自体は柔らかいですが、
中のドライフルーツが粘着しやすいので注意。
④ ナッツ類(アーモンド・クルミ・ピスタチオ)
硬くて割れた破片が尖りやすいため、
装置の破損原因になりやすい食品です。
⑤ おせち料理(栗きんとん・田作り・黒豆・かまぼこ)
● 栗きんとん
粘着性が強く、アタッチメントやブラケットに絡みます。
● 田作り
非常に硬い → ブラケット破損の代表格。
● 黒豆
意外と硬い場合があり注意。
● かまぼこ
弾力が強いため噛み切りにくいタイプは注意が必要。
矯正中でも安心して食べられる“おすすめの冬メニュー”
■ やわらかい食事
・茶碗蒸し
・煮物
・スープ、ポタージュ
・お豆腐料理
・グラタン、シチュー
・お刺身(噛む動作が少ない)
■ 工夫すればOKなもの
・ケーキ → 小さくカットしてゆっくり
・ローストチキン → 骨部分は避ける
・パン類 → やわらかい部分は安心
マウスピース矯正の方が注意したい点
マウスピース矯正は食事中に装置を外せるため自由度は高いですが、
“虫歯リスク” はむしろ上がる場合があります。
■ 注意したいこと
- 甘いものを食べた後、そのまま装着すると虫歯が急増
- ホットドリンクは着色や虫歯の原因に
- アタッチメントが外れる食べ物(硬いもの)は注意
ワイヤー矯正(表側・裏側)の注意点
■ トラブル例
・ブラケットが外れた
・ワイヤーが曲がった
・粘着性の食べ物が絡まって取れない
■ 対処と予防
- 噛みちぎらない
- 硬い食べ物を避ける
- トラブルが起きたら無理に触らず医院へ連絡
イベントシーズンを安心して過ごすための5つのコツ
① 食べ物を小さく切る
② ゆっくり噛む習慣をつける
③ 食後は必ず歯磨き or うがい
④ “ダラダラ食べ”は虫歯のもと
⑤ 装置トラブルは自己判断せず医院に相談
岡山A.you矯正歯科からのメッセージ
当院では、矯正治療を開始された患者さまへ
ケアグッズ一式をプレゼント しています。
最初のブラッシング練習では、
使い方も丁寧にお伝えしますのでご安心ください。
矯正治療中でも、工夫しながらお食事やイベントを楽しんでいただきたい——
その思いで日々サポートしています。
年末年始は「これは食べても大丈夫かな?」と心配になることもあるかもしれませんが、
あまり不安になりすぎたり、神経質になりすぎる必要はありません。
ポイントを押さえて、無理なく対策をしながら過ごしていただければ、それで十分です。
美味しいものを味わいながら、
矯正治療も前向きに続けてもらえることが、私たちにとって何より嬉しいことです。
イベントシーズンでも、
無理なく・楽しみながら矯正治療を続けられるよう、
これからもしっかり寄り添ってまいります。
最後に
矯正治療は、「痛そう」「続けられるかな」「費用もかかるし」といった不安が先に立ち、
一歩踏み出すまでに時間がかかることもあるかもしれません。
ですが、正しい知識と丁寧なサポートがあれば、
日々の生活を守りながら安心して進めていくことができます。
大切なのは、あなたのペースで、
あなたの生活に無理のない形で続けていくこと。
そして迷ったり不安に感じたりしたときは、
どうか一人で抱え込まず、いつでも専門家に頼ってください。
岡山A.you矯正歯科では、矯正歯科を専門とする院長が、
現在の歯並びや生活スタイルに合わせて、
最適な治療方法や進め方をご提案いたします。
「これならできそう」と思っていただけるような、
やさしくて誠実な治療を心がけています。
私たちは、矯正治療があなたの日常をより心地よく、
自信を持って笑える未来へつながる時間になることを願っています。
岡山市中心部・岡山駅周辺エリアで矯正治療をご検討の方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの大切な一歩を、私たちがそっと支えます。
【岡山A.you矯正歯科】 院長 谷本あゆ子
矯正治療は、不安がひとつ減るだけでも、
「よし、やってみようかな」と前向きな気持ちに変わっていきます。
「私の場合はどうだろう?」
そう思われた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
初診相談は無料で、あなたに合った治療の選択肢を、女性院長(日本矯正歯科学会認定医・歯学博士)が丁寧にご提案いたします。
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